トーガ
「ほいじゃま、本題にいくけど、いいッスか?」
ライヨウ
「OKOK。どーんとこいッ!」
トーガ
「はいはい。
 そいじゃ。『貴方の身長は……』」
ライヨウ
脱兎ッ
トーガ
「くぉらッ!
 さっそく逃げるなッ!」
ジュッド
「ほれ」
ライヨウ
「は〜な〜せ〜」
じたばたじたばた
ジュラン
「兄さん……。
 まだ気にしてたんですか? 身長の事」
ライヨウ
「そりゃーお前は一応178cmって事になってるから、
 あんまり気にならないだろーけどよ」
トーガ
「自称160cmって事になってるけど……」
ジュラン
「実際はもう少し低いと思います。」
ライヨウ
「だーッ! 妙な憶測で話しすんじゃねー!」
ジュッド
「事実、サキュバスと同じくらいだろ」
ジュラン
「ちなみにサキュバス君は、157cmです」
ライヨウ
「うーるーせーッ!」


トーガ
「そういえば、伯父貴の愛称も『ライ』なんッスか?」
ライヨウ
「おう。なんか問題か?」
トーガ
「いや、そうでもないんですが。
 ライゲツの愛称も『ライ』なんで……」
ジュラン
「兄さんとツキコさん(奥さん)の名前を
 一文字ずつ足して付けたんですから、しょうがないですよ」
トーガ
「ほー。だったらオレは、適当なんだな……」
ジュラン
「そんな事無いですよ。
 読み方違うけど、ちゃんと十の字、入ってるじゃないですか」
トーガ
「………………」←複雑な気分
ジュッド
「話を聞く限り、どっちかといえば、
 ライのほうが適当につけてる感じがするが……」
ライヨウ
「奥さんの大好きな宝石の名前を、
 息子につけたお前に言われたくありません」
トーガ
「……背後でケンカはじめたので、今回はここで終了します。
 ちなみに余談ですが、伯父貴にはヨウゲツって名前の娘もいます」
ジュラン
「兄さん、それは安直すぎます……」